“しらゆり”の漢字の書き方と例文
語句割合
白百合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白ばら、白百合しらゆり、白壁、白鳥。紅いものには紅百合、紅ばら、紅珊瑚べにさんご、紅焔、紅茸、紅生姜しょうが——青い青葉、青い虫、黄いろい菜の花、山吹の花。
明暗 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合しらゆりが、十本ばかり息もつけないあらしの中に、その稲妻いなずま八分一秒びょうを、まるでかがやいてじっと立っていたのです。
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
レターペーパーは丈七寸幅四寸五分ほどの大きさの中に八寸ぐらいの白百合しらゆりの茎のたわめられたのが左へ寄せて描いてあり、そのまわりがうす桃色にぼかしてある。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)