“しろばと”の漢字の書き方と例文
語句割合
白鳩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さはあれどわが見し花うりの目、春潮をながむるよろこびの色あるにあらず、暮雲を送る夢見心あるにあらず、伊太利イタリア古跡の間に立たせて、あたりに一群ひとむれ白鳩しろばと飛ばせむこと、ふさはしからず。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
あらゆる人種からなる、十三万人の観衆に包まれた開会式オオプニングセレモニイは、南カルホルニアの晴れわたった群青ぐんじょうの空に、数百羽の白鳩しろばとをはなち、その白いかげが点々と、碧玻璃へきはりのような空に消えて行くころ
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)