“しよたいくづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
世帶崩50.0%
所体頽50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後ろにつゝましく控へたのは、二十二三の内儀、白粉も紅も拔きにして少し世帶崩しよたいくづれのした、——若くて派手ではありませんが、さすがの平次も暫らく見惚れたほどの美しい女でした。
おのれが乗物の顔して急ぐ気色けしきも無くすぐる後より、蚤取眼のみとりまなこになりて遅れじと所体頽しよたいくづして駈来かけくる女房の、嵩高かさだかなる風呂敷包をいだくが上に、四歳よつほどの子を背負ひたるが
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)