“しょなぬか”の漢字の書き方と例文
語句割合
初七日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんまり引っこんでばかりいては、気もくさくさするだろうから、初七日しょなぬかでもすんだらまた茶店へも出るようにしたがいい。なに、それも永いことではない。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
野辺の送りを致すやら実に転覆ひっくりかえるような騒ぎ、それで段々延々のび/\になっての娘の事をきくもないほどの実に一通りならん愁傷で、まず初七日しょなぬかの寺詣りも済みましたが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母の石塔せきとうの左側に父の墓はまだ新しい。母の初七日しょなぬかのおり境内へ記念に植えた松の木杉の木が、はや三尺あまりにのびた、父の三年忌には人のたけ以上になるのであろう。
紅黄録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)