“しょて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初手96.6%
初番1.7%
諸手1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の方は初手しょてからの他人だが、七兵衛の方はお前様にお近づきがある、その上もう一人の盲目の剣術の先生、あれが大変なもので
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
丁度稲田の初番しょての草取りの時期になっていた。村の者達は幾人か連れ立って、手甲脚絆のいでたちで稲田へ出かけてきた。
土地 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
その日は諸手しょての持ち場持ち場からしきりに城中を砲撃し、城中からも平日よりははげしく応戦した。二十二日が来た。いよいよ諸口の官兵に砲撃中止の命令の伝えられる時が来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)