“しょっきん”の漢字の書き方と例文
語句割合
蜀錦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これはわが成都で産する蜀錦しょっきんの戦袍である。お前たちにも似合うであろう。この恩衣おんいまとうて、常に王化の徳を忘れるなかれ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのそばから弟子は蜀錦しょっきん半被はんぴを着せかけ、手桶の神水おみず柄杓ひしゃくに汲んで任原の手に渡す。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南方の蛮夷ばんいへも西涼の胡夷えびすへも輸出し、蜀錦しょっきんに限っては、敵たる魏や呉へ売り出すことにも、多大な便宜を与えて、それに代るべき重要な物資をどしどし蜀内へ求めていたという事実に見ても
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)