“しょかんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
書簡箋62.5%
書翰箋37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悠々ゆうゆう迫らずと云った風な落ち着き払ったところがあって、はたから腹を窺いにくいのであるが、今も幸子が見ていると、三葉の書簡箋しょかんせんをしずかに卓の上に展べ
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
書簡箋しょかんせん三枚にわたってビッシリ一杯と、当地ではいつ雷が鳴って、どんな具合に自分がビックリ仰天して、どんな具合に平気であったかということを仔細に書いてよこしたが
雷嫌いの話 (新字新仮名) / 橘外男(著)
書翰箋しょかんせんの書きつぶしがべてあって、余白に鉛筆でこんな文句が走らしてあるのを見つけた。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
殊に葉書や書翰箋しょかんせんの類が品切れだと、好い口実にして、彼方此方あっちこっちへ御無沙汰を極め込む。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)