“しゅうしゅうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒐集家91.7%
蒐収家8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名高い宝石蒐集家しゅうしゅうかの秘蔵の逸品ばかりを一粒ずつ貰い集めたかと思われるほどの素晴らしいもの揃いだったのです。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
のみならず翁は蒐集家しゅうしゅうかです。しかし家蔵の墨妙のうちでも、黄金おうごん二十いつに換えたという、李営丘りえいきゅう山陰泛雪図さんいんはんせつずでさえ、秋山図の神趣に比べると、遜色そんしょくのあるのをまぬかれません。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、今田代君が見せてくれたのは、その麻利耶観音の中でも、博物館の陳列室や世間普通の蒐収家しゅうしゅうかのキャビネットにあるようなものではない。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)