“しやうね”の漢字の書き方と例文
カタカナ:シヤウネ
語句割合
性根100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近く召れ敵は吾助と見屆みとゞけながら打洩うちもらしぬる事殘念ざんねんなり汝は幼少より家に仕へて性根しやうね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前は性根しやうねを何処へ置いて来たとからかはれながらも遊びの中間は外れざりき。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
繼母のお春は、弱氣で臆病で風が吹けば飛ぶやうに見えるが、性根しやうねの確かりした女で、元が元だけに、隨分男出入りもあつたらしく、現にこの間殺された主人の弟孫三郎も、昔お春が商賣を
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)