“しゃりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
車力91.7%
車引8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車力しゃりきのおろした書物がいっぱい積んである。三四郎がその中へ、向こうむきにしゃがんで、しきりに何か読み始めている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
左官の小助、魚屋の長次、車力しゃりきの正吉。小助は与平と同じ年ごろであり、長次と正吉は三十歳前後にみえた。
おとうとじゃないか。おとうとのやつめ車引しゃりきになってしまいやがった。あんなおおきなくちをきいていたが、あのざまはなんということだ。
くわの怒った話 (新字新仮名) / 小川未明(著)