“しゃこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藉口38.5%
斜坑15.4%
車行15.4%
遮光15.4%
射倖7.7%
斜桁7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指導者と指導理論の批判に藉口しゃこうするために汲々としている雰囲気の中で、小林多喜二全集刊行がどうして実現しよう。
地の底の遠い遠い所から透きとおるような陰気な声が震え起って、斜坑しゃこうの上り口まで這上はいあがって来た。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それ以上に死そのものを、棺台と陰惨な葬式と、最後の無言の車行しゃこうとを思いおこさせる。
これから消灯または遮光しゃこうの命令を出して、おおぜいの手で、船内の方々をくらくさせていたのでは、おそくなる。ことに、海を航行している汽船は、空中から、すこぶる見えやすい。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
元来は、社寺の修繕新築の寄進などに行われたものですが、後にはすっかり射倖しゃこう機関のようになってしまって、多い時には江戸中に二十五箇所の富があったというくらいです。
その外に、旗をあげるのにいいような斜桁しゃこうや、超短波用らしいアンテナが三つばかりあり、まるで塔がかんざしを刺したような形に見えた。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)