“しゃかむにぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釈迦牟尼仏85.7%
釈迦無二仏14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
経のことばのうちには、世尊とか釈迦牟尼仏しゃかむにぶつとかいう語が無数に唱えられるので、この世には平家一門ばかりでなく世尊という人もいるような気がした。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五百羅漢製作においても多大の精進しょうじんを積まれ一丈六尺の釈迦牟尼仏しゃかむにぶつの坐像、八尺の文殊もんじゅ普賢ふげんの坐像、それから脇士わきし阿難迦葉あなんかしようの八尺の立像をもきざまれました。
すると王城を忍び出た後、ほっと一息ついたものは実際将来の釈迦無二仏しゃかむにぶつだったか、それとも彼の妻の耶輸陀羅やすだらだったか、容易に断定は出来ないかも知れない。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)