“しばいごや”の漢字の書き方と例文
語句割合
芝居小屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしたちの芝居小屋しばいごやはさっそくできあがった。四本の木になわをむすび回して、その長方形のまん中にわたしたちは陣取じんどったのである。
出入ではいりにね。日本の芝居小屋しばいごや下足げそくがあるから、天気のいい時ですらたいへんな不便だ。それで小屋の中は、空気が通わなくって、煙草が煙って、頭痛がして、——よく、みんな、あれで我慢ができるものだ」
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けれどその翌日よくじつも、巡査はまたやって来た。そうしてわたしたちの芝居小屋しばいごやかこいのなわをとびこえて、興行こうぎょうなかばにかけこんで来た。
たいこを打ちやめることなしに、広告屋こうこくや芝居小屋しばいごやの入口にともっている二つの大きなかがり火のまん中に位置いちをしめた。