“しはんとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四半刻98.0%
四半時2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただいちど、独りでみまったときも、ほんの四半刻しはんときあまりしかいなかったし、そのときでさえも、深入りをした話しは、二人ともしなかった。
「最前から四半刻しはんときも、あれに立って慄然りつぜんとしたまま、動き得ないようにすくんでいる様子からして何とも不審な挙動だ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、最後には、これもいつもの癖で、身も魂もとろけたようにそのまゝ睡りに落ちるのであるが、やがて四半時しはんときも立つと、必ず一度眼をさまして小用を足しに行くのである。