“しなさだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
品定71.4%
品評14.3%
階定14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だけど、こんなこと、いけないことね。受け付けたばかりの印象で、さっそく塾生の品定しなさだめをはじめるなんて。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
撫子なでしこ、とりどりに取り散らし、色襲いろがさねの品評しなさだめに、今から憂き身をやつし合うなど、およそ持明院派の公卿で笑いの洩れぬ門はなかった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
所が源氏十七歳の夏、物語では二巻目帚木の巻の雨夜の階定しなさだめの段で、三人の先輩並びに同輩の話合いの中に、中流階級の女性が恋愛的に意味深いものだと言うことを教えられる。
反省の文学源氏物語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)