“しどく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕得50.0%
嗜読25.0%
食毒25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして畢竟ひっきょう、悪いことをした奴は、悪いことをしただけが仕得しどくで、人間の応報の怖るべきことを思い知る制裁を与えらるることなしに済んでしまうとしたら、この世の中は不公平なものだ
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
洋行も口にはいいやすいが、いざこれを実行する段になると、多年住みふるした家屋の仕末しまつをはじめ、日々手に触れた家具や、嗜読しどくの書をも売払わなければならない。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
穢血えけつだとか、後天こうてん食毒しどくだとかいって、諸家はおのおのその見る所に従って、諸証を攻むるに一様の方を以てしたのに、池田氏は痘を一種の異毒異気だとして、いわゆる八証四節三項を分ち
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)