“ししんでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
紫宸殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが脚本というものに筆を染めた処女作は「紫宸殿ししんでん」という一幕物で、頼政よりまさぬえ退治を主題にした史劇であった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
西側は清涼殿のおもてで、黄いろいすだれが紅のひもで結ばれ、黒瓦くろがわらの下に平行にかかっているのが見られます。南側には紫宸殿ししんでんの後ろ側の板戸がありました。
もちろん橘そのものは『万葉集』以来、王朝の貴人になじみの深いもので、紫宸殿ししんでんの御庭先にも植えられている右近橘うこんのたちばなである。題材としての新しみは何もない。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)