“しかるべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
可然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「待ち給へと言ふに! 先から風早が口をくして頼んでゐるのぢやないか、銭貰ぜにもらひかどに立つたのぢやない、人に対するには礼と云ふものがある、可然しかるべ挨拶あいさつを為たまへ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
例の如く連帯者の記名調印を要すればとて、仮に可然しかるべき親族知己しるべなどの名義を私用して、在合ふ印章をさしめ、もとより懇意上の内約なればそのいつはりなるをとがめず、と手軽に持掛けて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「お話がお話だから可然しかるべき御挨拶の為やうが無い」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)