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ざつぱく
ふりがな文庫
“ざつぱく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雑駁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑駁
(逆引き)
時事新報は今日も猶彼れの議論を掲げて天下に紹介せり。彼れの論ずる所は
雑駁
(
ざつぱく
)
にせよ、
堅硬
(
スタビリチイ
)
を欠くにせよ、其混々たる脳の泉は今日に至るまで猶流れて
涸
(
か
)
るゝことをなし。是豈驚異すべきに非ずや。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
僕は上に書いた通り、
頗
(
すこぶ
)
る
雑駁
(
ざつぱく
)
な作家である。が、雑駁な作家であることは必しも僕の
患
(
わづら
)
ひではない。いや、何びとの患ひでもない。古来の大作家と称するものは
悉
(
ことごと
)
く雑駁な作家である。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかし
雑駁
(
ざつぱく
)
である大詩人はあつても、純粋でない大詩人はない。従つて大詩人を大詩人たらしめるものは、——少くとも後代に大詩人の名を与へしめるものは雑駁であることに帰着してゐる。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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