“さるみの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猿蓑68.8%
猿簑18.8%
猿簔12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旭川、泊月に続いて『猿蓑さるみの』輪講のため三重史、大馬、涙雨、九茂茅、蘇城来り小句会。それより輪講に加はり午前一時頃帰船。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
そこで私は多少憤慨心も起ったので、兼て子規氏から聞いていた蕉門の猿簑さるみの集が句柄が最もよいという事を思い出して、もっぱらこの集を熟読して、その末数句を作って子規氏に見せた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
かきやうはいろいろあるべし。唯さわがしからぬ心づかひ有りたし。『猿簔さるみの』能筆なり。されども今少しおほいなり。作者の名だいにていやしく見えはべる。」
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)