“さまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑣末55.4%
些末41.1%
早松3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日常瑣末さまつの事件のうちに、よくこの特色を発揮する彼女の所作しょさを、津田は時々自分の眼先にちらつく洋刀ナイフの光のように眺める事があった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
生活上の種々なことにおいて、人に譲歩する寛い心を持っているので、些末さまつなことで人と争ったり、人をへこましたりすることを好みません。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)
焼キ物ハ予一人ダケガ鱧ノ附焼、他ノ三人ハ鮎ノ塩焼、吸物ハ四人トモ早松さまつノ土瓶蒸シ、外ニ茄子ノ鴫焼。
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)