“さねとも”の漢字の書き方と例文
語句割合
実朝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺はわづかに堂宇を遺すのみにして墓田はことごとく人家となりたれば、旧記に見る所の実朝さねともの墓も今は尋ぬべきよすがもなし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
金槐集きんかいしゅうをお読みのひとは知って居られるだろうが、実朝さねとものうたの中に、「すらだにも。」なる一句があった。
おおせのごとく近来和歌は一向にふる不申もうさず候。正直に申し候えば『万葉』以来、実朝さねとも以来、一向に振い不申候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)