“さとだいり”の漢字の書き方と例文
語句割合
里内裏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうの牛車が、五条大橋口から富ノ小路の里内裏さとだいりのほうへむかって、黒いわだちのあとをのこして行くのが見える。
六波羅両庁と、二条富小路の里内裏さとだいりのあいだは、まさにこんなぎすまされた空気だったにちがいあるまい。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足利方で立てた光明院の朝廷は、さきごろ、おし小路こうじ室町むろまちの一劃を、里内裏さとだいりとさだめられた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)