“さくまのぶもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
佐久間信盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老獪ろうかいにして経験ふかき信玄の戦術は、まだわかき家康の敵すべきところではなかった。援軍の将佐久間信盛さくまのぶもりまず敗れ、おなじく滝川一益たきがわかずますも戦場を捨てた。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そしてまた、藤吉郎などへ、君命が下らないうちにとあわてて、佐久間信盛さくまのぶもりこそ適任であろうと推薦した。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうもろちたのは、松永久秀の密使が、大坂の本願寺へ援軍をたのみに行く途中、まちがって寄手よせて佐久間信盛さくまのぶもりの陣へまぎれこみ、手もなく、捕まってしまったことが、一因いちいんである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)