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さくほく
ふりがな文庫
“さくほく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
朔北
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朔北
(逆引き)
現実世界は山を越え、海を越えて、
平家
(
へいけ
)
の
後裔
(
こうえい
)
のみ住み古るしたる孤村にまで
逼
(
せま
)
る。
朔北
(
さくほく
)
の
曠野
(
こうや
)
を染むる血潮の何万分の一かは、この青年の動脈から
迸
(
ほとばし
)
る時が来るかも知れない。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが云はせたさに、わざわざ念を押した当の利仁に至つては、前よりも一層
可笑
(
をか
)
しさうに広い肩をゆすつて、
哄笑
(
こうせう
)
した。この
朔北
(
さくほく
)
の野人は、生活の方法を二つしか心得てゐない。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御承知の通り、金は
朔北
(
さくほく
)
の
女真族
(
じょしんぞく
)
から起って中国に侵入し、江北に帝と称すること百余年に及んだのですから、その文学にも見るべきものがある筈ですが、小説方面はあまり振わなかったようです。
中国怪奇小説集:12 続夷堅志・其他(金・元)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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