“さかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酒匂85.7%
佐川14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも、昼すぎる頃に、三好の門弟が酒匂さかわ川で釣った鮎を持ってきた。釣り場の料金を払うだけあって、四五寸はあり、二百匹釣っていた。
釣り師の心境 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
で、今も申す通り、二日目の夕方に酒匂さかわの川を渡って、小田原の御城下に着いて、松屋という旅籠屋はたごや草鞋わらじをぬぐと、その晩に一つの事件が出来しゅったいしたんです
半七捕物帳:14 山祝いの夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
家系は土佐国高岡郡佐川さかわ町で旧家といわれし家柄で、酒造と雑貨店とを営んでいた商家です。
土佐の国、高岡郡佐川さかわ町、この町は高知から西へ七里隔ったところにあり、その周囲は山で囲まれ、その間にずっと田が連り、春日川という川が流れている。この川の側にあるのが佐川町である。