“さかまつげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逆眉毛50.0%
逆睫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛇ヶ窪の非常汽笛、箒川ほうきがわの悲鳴などは、一座にまさしく聞いた人があって、そのひびきも口から伝わる。……按摩あんま白眼しろめ癩坊かったいの鼻、婆々ばばあ逆眉毛さかまつげ。気味の悪いのは、三本指、一本脚。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奴隷は眼脂めやにかたまった逆睫さかまつげをしばたたくと、大きく口を開いて背を延ばした。弓は彼の肩からすべちた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)