“さかひすぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
堺筋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堺筋さかひすぢとの交叉点に来た時、坂本はやう/\敵の砲車を認めた。黒羽織くろばおりを着た大男がそれをかせて西へ退かうとしてゐる所である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
双方から打つ玉は大抵頭の上を越して、堺筋さかひすぢでは町家まちやの看板がはちの巣のやうにつらぬかれ、檐口のきぐちの瓦がくだかれてゐたのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
人数もぽつ/\つて、本町堺筋ほんまちさかひすぢでは十三四人になつてしまふ。そのうち瓦町かはらまちと淡路町との間で鉄砲を打ち合ふのを見て、やう/\堺筋さかひすぢを北へ、衝突のあつた処に駆け付けたのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)