“さいりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宰領88.2%
崔諒5.9%
裁量5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おっと、危い、危い。」と云って、こども御輿の宰領さいりょうをしていた四番組のデブ頭と若い衆の徳さんが、棒鼻に手をかけて御輿を押し戻した。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
崔諒さいりょうは眼がくらんだ。落馬したように跳びおりてそのまま地に平伏してしまったのである。孔明はこうを容れ、伴って陣地へ帰った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にせ使者とは夢にも気づかず、崔諒さいりょうは兵を集めて赴援ふえんの準備をしていると、二日の後、またまた、一使者が来て城門へ告げた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なるほど、ちょっと軽々しくは裁量さいりょうできかねるようなむずかしさがあった。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)