“ごんろく”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
権六	85.7%
權六	14.3%

権六

左翼の陣が崩れ、美作が討たれたと聞くと、柴田権六（ごんろく）は陣を消して、末盛城（すえもりじょう）へ逃げこんでしまった。

新書太閤記：01 第一分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

元来勝豊自身、勝家の養子ではあるが、勝家には実子権六（ごんろく）がある上に、病身であって華々しい働もないので疎（うと）んぜられて居たのだから、勝家に慊（あきた）らない気持はあったのである。

賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)

權六

千「あれはお箱の蓋の棧が剥（と）れましたから、米搗（こめつき）の權六（ごんろく）殿へ頼みまして、急拵（きゅうごしら）えに竹篦（たけべら）を削って打ってくれましたの」

菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)