“ごりょうにんさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御料人様50.0%
御寮人様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの「御料人様ごりょうにんさん」と云う言葉にふさわしい上方風かみがたふうよめでもむかえて、彼もいよいよ島の内の旦那衆だんなしゅうになり切ることだろうと、想像していた次第であった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
今では大家たいけ御料人様ごりょうにんさんに出世した結構ずくめの娘の身の上を驚異をもって語っていた折があった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
月が変って十二月に這入はいってからのる日、本家の御寮人様ごりょうにんさんから電話と云うので、幸子が出ると、先達ての縁談のことについて、大そう調べがおそくなったけれども、ようやく大体のことが分ったから
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)