“ごしょがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御所柿66.7%
御所柹33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御所柿ごしょがきを食いし事 明治廿八年神戸の病院を出て須磨や故郷とぶらついた末に、東京へ帰ろうとして大坂まで来たのは十月の末であったと思う。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
その時唱う歌の一つに「の子神さん毎年ござれ、祝うて上げます御所柿ごしょがきを、面白や云々」、『華実年浪草かじつとしなみぐさ』十に、ある説に亥子餅いのこもち七種の粉を合せて作る。
キザ柹、御所柹ごしょがき美濃柹みのがき、いろいろな形の柹のつぶが、一つ一つ戸外の明りをそのつやつやと熟し切った珊瑚さんご色の表面に受け止めて、ひとみのように光っている。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)