“ごくどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
極道100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「風来坊の乞食の無頼漢ならずもののろくでなしの極道ごくどうの傴僂野郎め、巾着切きんちゃくきりの矢尻切りの嘘つきの恥知らずのはりつけ野郎め、おまけに」「お父さま、——」
私は極道ごくどうな青年だった。船員が極り切って着ている、続きの菜っ葉服が、矢っ張り私の唯一の衣類であった。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
彼処あそこの家の一族は兄さん達でも叔父さんなどでも皆一廉ひとかど極道ごくどう者であり、そう云う妙子自身の父も、よく遊ぶ人であったのを幼い時から見て知っているので
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)