“こんぴらまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金比羅詣40.0%
金比羅参20.0%
金毘羅参20.0%
金毘羅詣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これからはたまには金比羅詣こんぴらまいりくらいできるじゃろ、そしたら隼太の所で洗濯をしてやったり、ミチの所へも行って一月くらい手伝い、宮島さんへ案内してもらおう——。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
毎年の網上げのしきたりで、昨年夫の徳市もいっしょに金比羅参こんぴらまいりをしての帰りを、その足で来たらしく、小さいとう手提てさげを持っていた。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
二分の金を持って金毘羅参こんぴらまいりをしたと云う話もあるから、旅はどうとも仕様によるものだから、そんな事を云ったって出来はしません、誠に商人あきんどなぞは遊んだ金は無いもので
今し方まで、宿端しゅくはずれの撞木橋しゅもくばしの上で、金毘羅詣こんぴらまいりの男と、気のはやい三度飛脚が、つまらぬ間違いから喧嘩を起して、往来の旅人が、足をとめて、真っ黒にたかッていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)