“こんじきやしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
金色夜叉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから三、四年の後に、「金色夜叉こんじきやしゃ」の塩原しおばら温泉のくだりが読売新聞紙上に掲げられた。それを読みながら、私はかんがえた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ですから『金色夜叉こんじきやしゃ』にあるとおり、道を通る人力車の中に追羽子おいはごの羽子が落ちて、貫一のいいなずけの宮が見そめられるくだりがあるのです。
私の思い出 (新字新仮名) / 柳原白蓮(著)
私はドサとはドサ回りから、カンは金色夜叉こんじきやしゃの貫一から取ったもので、その若者のことを、東京では二枚目とはいえないが、田舎回りの劇団だったら
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)