“こまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小万87.5%
駒形12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、今日は朝から陰気臭い日和ひよりであった、関の小万こまん魂魄こんぱくが、いまだにこのにとどまって気圧を左右するのか知らん、「与作思えば照る日も曇る」の歌が、いんに響けば雨が降る。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
白字はくじ小万こまんと書いた黒塗りの札を掛けてある室の前に吉里はあしを止めた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
今松は駒形こまん堂の側の裏通りにいる百面相の鶴助の家の二階を借りているのだった。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)