“こまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小町95.2%
古町4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは二枚折の時代のついた金屏風で、極彩色の六歌仙が描かれていたが、その丁度小野おの小町こまちの顔の所が、無惨にも一寸いっすんばかり破れたのだ。
心理試験 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
白金町しろがねちょうだからしろがね小町こまちとか、相生町あいおいちょう相生小町あいおいこまちなどというのは、聞く耳もいいが、おはぐろ溝小町どぶこまち本所割下水小町ほんじょわりげすいこまちなんてのは感心しません。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それからかなりゆるりと、出たりはいったりして、ようやく日暮方ひぐれがたになったから、汽車へ乗って古町こまち停車場ていしゃばまで来て下りた。学校まではこれから四丁だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)