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こねずみ
ふりがな文庫
“こねずみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小鼠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鼠
(逆引き)
顫
(
ふる
)
えながらも居残っておりました仕丁両三名を励ましつつ、お倉の中を検分にかかりますと、そこの山の
隈
(
くま
)
かしこの山の陰から、ちょろちょろと
小鼠
(
こねずみ
)
のように逃げ走る人影がちらつきます。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
帰りに
賄室
(
まかないべや
)
の前を通る時に見ましたら、間の時間なので、がらんとしていて人気もなく、
小鼠
(
こねずみ
)
がちょろちょろ走っていました。廊下では繃帯をかけたり、黒い眼鏡をかけた人に多く出逢います。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
ゆうべの激動のために、病人みたいに青ざめている蘭子が、
猫
(
ねこ
)
に
魅入
(
みい
)
られた
小鼠
(
こねずみ
)
かなんぞのように、縮みあがってしまって、キョロキョロと定まらぬ視線で、あたりを見まわしながら、
歎願
(
たんがん
)
した。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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