“こごし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小腰91.7%
小輿8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長羅は剣のさきで鹿の角を跳ねのけると、卑弥呼を見詰めたまま、飛びかかる虎のように小腰こごしかがめて忍び寄った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
きゃッ、きゃッ、きゃッ、おきゃッ、きゃア——まさるめでとうのうつかまつる、踊るが手もと立廻り、肩に小腰こごしをゆすり合わせ、と、ああふらりふらりとする。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お供の大女臈おおじょろう小女臈こじょろう侍女かしずき、すべて蒔絵轅まきえながえの美しい小輿こごしであった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)