“こうるさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小五月蠅42.9%
小煩42.9%
小蒼蠅14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スグなおってしまうのに! と、その時もままならぬひとり息子の身の上を、どんなに小五月蠅こうるさく感じたか知れませんでした。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
殊に自分が何か屈託があって良人が小煩こうるさい時には然う一々返辞をするものでない。若しそれがお気に召さなくて
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
小学校のうちは、内で親に小蒼蠅こうるさく世話を焼かれるよりも、学校へ行って友達と騒ぐ方が面白い位に思っていたし、中学へ移ってからも、人間は斯うしたものと合点がてんして、何とも思わなかった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)