“こうのもろなお”の漢字の書き方と例文
語句割合
高師直100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち、この男は十四世紀の高師直こうのもろなおであったり、明治末の出歯亀氏というような、女性に対しての一種の変態性慾を持っている男ではありません。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
んぬる正平しょうへいの昔、武蔵守むさしのかみ殿(高師直こうのもろなお)が雲霞うんかの兵を引具ひきぐして将軍(尊氏たかうじ)御所を打囲まれた折節、兵火の余烟よえんのがれんものとその近辺の卿相雲客けいしょううんかく、或いは六条の長講堂
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
「南部の忠臣、相馬大作を討取るなんて、高師直こうのもろなおみたいな野郎じゃ御座んせんか」
三人の相馬大作 (新字新仮名) / 直木三十五(著)