“こうちやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
河内山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河内山こうちやまはこう云って、ちょいと言葉を切った。それから、次の語を云っている中に、だんだんかしらを上げて、しまいには、じっと斉広の顔を見つめ出した。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
八五郎一ぺんに悄気しょげてしまいました。河内山こうちやまの芝居でも解る通り、寛永寺の役僧は見識のあったもので、町方の御用聞などは、指も差せるものではありません。
その後は三げんばかりの総襖そうふすまで、白い、藍紺あいこんの、ふとく荒い大形の鞘形さやがた——芝居で見る河内山こうちやまゆすりの場の雲州うんしゅう松江侯お玄関さきより広大だ、襖が左右へひらくと
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)