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こうしてんじょう
ふりがな文庫
“こうしてんじょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
格子天井
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格子天井
(逆引き)
戸もなければ、襖もない、あるのは厚い壁ばかり、天井は太い木で組合わした
格子天井
(
こうしてんじょう
)
いったいこの部屋はどこから出入りするのか分らない。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
油がきれたか、
格子天井
(
こうしてんじょう
)
の
仏龕
(
ぶつがん
)
が、パッ、パッ……と大きな明滅の息をついて、そこへヌッと
反身
(
そりみ
)
に立っているお十夜の影を、
魔魅
(
まみ
)
のようにゆらゆらさせた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
額には
歌舞伎
(
かぶき
)
芝居の御殿の背景みたいに、
幾
(
いく
)
つもの部屋を打抜いて、極度の遠近法で、
青畳
(
あおだたみ
)
と
格子天井
(
こうしてんじょう
)
が遙か向うの方まで続いている様な光景が、
藍
(
あい
)
を主とした
泥絵具
(
どろえのぐ
)
で毒々しく塗りつけてあった。
押絵と旅する男
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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