“こいわずら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恋煩71.4%
恋患28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなら早くそう云ってくれゝばいに、きもつぶした、わっちは柿でも盗んだかと思って、そうか、それは有難ありがてえ、じゃアなんだね、妹娘が思い染めて恋煩こいわずらいで、医者も見放すくれえで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おそよは十八、おつぎは十六、どっちも年頃としごろの若い娘であるから、世にいう恋煩こいわずらいのたぐいではないかとも疑われたが、ひとりならず、姉妹揃っておなじ恋煩いというのも少しおかしい。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「その声じゃありませんよ、恋患こいわずらいの恋で、小唄の文句にもあるじゃありませんか」
アーストロフ それとも、教授夫人に恋患こいわずらいかね。