“げんぱち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
源八85.7%
現八14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとその明くる日、残ったほうの源八げんぱちという老人が、ひとりの娘をめみえにれてきた。
一人ならじ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
源八げんぱちさんは、くわんづめ会社の、しよく工でした。手早くつて、よくはたらくので、毎日、三円から四円の、お金をもらひます。けれども、源八さんには、二つのわるいくせがあります。
源八栗 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
Mの次のへ引きとったのち、僕は座蒲団ざぶとんを枕にしながら、里見八犬伝さとみはっけんでんを読みはじめた。きのう僕の読みかけたのは信乃しの現八げんぱち小文吾こぶんごなどの荘助そうすけを救いに出かけるところだった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)