“げきけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
撃剣60.0%
撃劍40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六郎は東京にて山岡鉄舟のじゅくに入りて、撃剣げきけんを学び、木村氏は熊谷の裁判所に出勤しゅっきんしたりしに、或る日六郎たづねきて、撃剣の時あやまりて肋骨あばらぼね一本折りたれば、しばしおん身がもとにて保養ほようしたしという。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
角力すまふだの撃劍げきけんだの、喧嘩だの勝負事だのと、荒つぽい碌でもない事を教へるからで御座いませう。私はそれが心配でなりません
五十八といふにしては、恰幅も見事、若い時は撃劍げきけんの一と手位はやつたらしく、容易に人に斬られる筈もないのですが、土藏の中で全く不意に襲はれたのでせう。