“けんじゃ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ケンジャ
語句割合
賢者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて佐藤春夫が云ったことに聾者ろうしゃ愚人ぐじんのように見え盲人もうじん賢者けんじゃのように見えるという説があった。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
退しりぞけ、尊氏と和して、時局を収拾しゅうしゅうすべきであると、賢者けんじゃ顔して、堂上へ献言した、おかしげな小才子も、先頃にはあったという。ははははは。河内どのには、何と思われるな
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
モーゼや預言者の時代であったら、あの工科大学の学生は、国の賢者けんじゃのひとりとなったにちがいありません。それが、もし中世の時代だったら、おそらく、火あぶりにされたでしょうよ。