“けたゝま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
消魂80.0%
氣魂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは入学式の日のことであるが、消魂けたゝましいベルが鳴ると三人の先生が大勢の父兄たちを案内して控所へ来、手に持つた名簿を開けていち/\姓名を呼んで、百五十人を三組に分けた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
一人の猟人は消魂けたゝましく
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ぢいんとした淋しさが何所からともなくみのるの耳の傍に集まつてくる中に、障子や襖を蹴破つてゐる樣な氣魂けたゝましい物の響きが神經的に傳はつてゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)