氣魂けたゝま)” の例文
新字:気魂
ぢいんとした淋しさが何所からともなくみのるの耳の傍に集まつてくる中に、障子や襖を蹴破つてゐる樣な氣魂けたゝましい物の響きが神經的に傳はつてゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)