“けしつぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芥子粒96.4%
罌粟粒3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝馬は巻き込まれるように見えた。が、すぐにヒョコリと現われた。芥子粒けしつぶのような伝馬は、だんだん大きくなって来た。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
このひろでも目の及ぶ限り芥子粒けしつぶほどのおおきさの売薬の姿も見ないで、時々焼けるような空を小さな虫が飛び歩行あるいた。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし大きなことは言わない、お里が分る、じつの吾らの知識も罌粟粒けしつぶのようなもんだから。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)